島根県の玉造温泉にある「湯元 玉井館本館」は、たった6室だけの小さな温泉宿。
築100年の木造建築で、自家源泉かけ流しの湯を静かに楽しめる隠れ家のような宿です。
中居さんの丁寧すぎるほどの接客、囲炉裏のあるロビー、夜に入る露天風呂、どれを取ってもぬくもりを感じました。
ひとつひとつに宿の心が込められています。
この記事では、実際に宿泊体験した「玉井館本館」の魅力を、感想とともに紹介しますね。

玉造温泉湯元【玉井館本館】宿泊レビュー|6室だけの客室

玉造温泉湯元【玉井館本館】の宿泊レビューを紹介します。
それでは、宿泊して感じたリアルな体験を交えながらレビューしていきますね。
玉井館の基本情報
玉井館本館は、島根県松江市の玉造温泉にある6室だけの小さな宿。
創業100年を超える木造建築の宿で、島根県の「売れた宿大賞」「泊まって良かった宿大賞」両方を受賞した実力派の老舗です。
この宿の一番の魅力は、なんといっても自家源泉かけ流しの温泉。
加水・循環なしの天然湯を贅沢に楽しめます。
さらに驚くのは、6室のうち1室には専用の露天風呂付き客室があること。
小規模ながら、どの部屋も静かで心地よさがあります。
館内は古いながらも手入れが行き届いており、廊下に入ると木の香りがふんわりと漂います。

大型旅館のような華やかさはないけれど、「静かに温泉を楽しみたい」「人の温かさを感じたい」という方にこそぴったりの宿です。
築100年の木造建築の趣

玉井館の建物は、江戸時代から続く建造物を活かした木造3階建て。
100年という年月を感じさせる梁や柱、障子の枠、磨かれた廊下の艶など、どこを見ても「時を重ねた美しさ」があります。
泊まったのは2階の奥の和室。

建物の古さを感じる部分は確かにありますが、どこもきちんと掃除が行き届いていて、埃ひとつ見つからないほど清潔でした。
窓の外には玉造温泉街の静かな通りが見えて、風情があります。
新しいホテルにはない「木造の温かみ」を全身で感じられる宿。
古民家に帰ってきたような安心感がありました。
中居さんの丁寧すぎるおもてなし
この宿を語るうえで絶対に外せないのが、中居さんの存在です。
とにかく丁寧。チェックインの時も笑顔で迎えてくださり、温泉の入り方や食事の時間をゆっくりと案内してくれます。
その声のトーンがまた柔らかくて、安心感がありました。
食事中も絶妙なタイミングでお膳を運んでくださり、控えめながらも温かさが伝わる接客。
サービス業の本質を感じました。
6室限定ならではの静けさと贅沢さ
玉井館の魅力は、なんといってもこの静けさ。
廊下を歩いていても、自分たちだけの空間のような感覚になります。
日常の喧騒から離れて、ただ温泉と和の時間を味わう!そんな滞在がここでは叶います。
宿泊者の口コミと筆者のリアルな感想
口コミサイトでも高評価を得ている玉井館ですが、実際に泊まってみてその理由がよく分かりました。
温泉の質は抜群で、肌がつるつるになる「美人の湯」。
湯上がりにはアイスやビールの無料サービスがあって、細かい気配りが感じられました。

食事も美味しく、特にカニと島根和牛は忘れられない味でした。
そして何より印象に残ったのは、中居さんをはじめとするスタッフの人の良さ。
宿を出るときも、丁寧に見送りしてくださいました。
部屋設備とアメニティ
玉井館の客室は、必要なものが揃っていています。
冷蔵庫の中には、ボトルに入った水が用意されており、到着後すぐに飲めるのが嬉しいポイント。
コーヒー牛乳も入っていました。
浴衣やタオルはもちろん、バスタオルが1人につき2枚用意されているのもありがたいです。
温泉に何度も入りたい人には本当に助かりますよね。
歯ブラシの基本的なアメニティも清潔な状態でセットされていました。
また、古い旅館にありがちなコンセントが少ない問題にもちゃんと対応。
延長コードが用意されていて、スマホやカメラの充電も安心です。
こうした細部の心配りが、小さな宿ならではの優しさを感じさせてくれました。
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源泉かけ流しの温泉を徹底レビュー|内湯と露天風呂の両方を楽しむ方法

源泉かけ流しの温泉を徹底レビューし、内湯と露天風呂の魅力を紹介します。
玉造温泉の中でも「湯元」と名のつく宿はそう多くありません。
ここ玉井館は、その名の通り自家源泉を持ち、鮮度抜群の温泉を贅沢にかけ流しています。
玉の湯と夢の湯の違い
玉井館には2つのお風呂、「玉の湯」と「夢の湯」があります。
「玉の湯」は半地下にある内湯。
木造の浴室に石造りの湯船がひとつ、湯口からは絶えず新しいお湯がこんこんと注がれています。
お湯の成分が湯口の周りに白く結晶していて、「本物の温泉」に浸かっている実感が湧きます。
一方、「夢の湯」は内湯のほかに露天風呂が併設された浴場です。

夜10時の男女入れ替えで、タイミングによって両方を楽しめます。
露天風呂は塀に囲まれた落ち着いた空間で、風を感じながら入るお湯はまさに至福。

私はまず「玉の湯」で体を温めて、入れ替え後の翌日の朝に「夢の湯」で露天を満喫しました。
宿泊人数が少ないので、ほぼ貸切状態でした。
男女入れ替え制のタイミングを逃さないコツ
最初に「玉の湯(内湯のみ)」、22時以降は「夢の湯(露天付き)」を利用できるようになるため、両方入りたい場合は時間の計画が大切です。
チェックイン後、夕食を済ませたら早めに「玉の湯」へ。(逆もしかり)
夜の22時を過ぎ、または早朝に露天風呂付きの「夢の湯」へ向かうのがおすすめ。
それぞれ違う雰囲気が楽しめました。
内湯の「玉の湯」は落ち着いた雰囲気で、木の香りと湯の香りが混じり合い、心まで温まります。
一方、露天の「夢の湯」は風が心地よく、温泉と空気が一体化するような感覚でした。
ぜひ時間をずらして両方の湯を楽しんでみてくださいね。
湯上がりのアイス&ドリンクサービスが神

お風呂から上がった後のお楽しみといえば…「湯上がりサービス」!
玉井館では、湯上がり処にアイスクリームが常備されていて、なんと食べ放題なんです。
しかも2種類のフレーバー(ミルクと抹茶)があり、どちらも美味しい。
日にちによっては、チョコ味もあるそうです。
さらに、無料のビールも用意されています。
生ビールをぐっと一口飲めば、温泉の余韻とともに喉ごしが最高ですよね。
お酒を飲まない方には、お部屋の冷蔵庫にコーヒー牛乳のサービスもあります。
泉質と温泉効果の実感
玉井館の温泉は、自家源泉を持つ「源泉かけ流し」。
泉質はアルカリ性単純温泉で、肌に優しく、湯上がり後はつるつるになる「美人の湯」です。
お湯の温度は約42度。熱すぎず、長く浸かれるちょうどよい湯加減。
透明でやわらかいお湯が肌を包み込むような感覚で、浸かっているうちに全身の疲れが溶けていくのが分かります。
特に印象的だったのは、湯口周りの析出物。
長年かけ流しているからこそ見られる温泉の証です。
また、夢の湯の内風呂は、源泉がたくさん出ているので熱く感じ長湯はできませんでした。
しかし、露天風呂の方は丁度良い湯加減で楽しめましたよ。
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玉井館の夕食レビュー|紅ズワイガニと島根和牛の贅沢プラン
玉井館の夕食レビューを、実際の宿泊体験を交えて詳しくお伝えします。
玉井館の食事は、地元の旬を丁寧に調理した本格旅館料理。
派手さよりも、滋味深さと丁寧な仕事が光る内容でした。
部屋食の嬉しいプライベート感
夕食は、なんと部屋食。
自分たちだけの空間で、他の宿泊者の気配を感じずに、ゆっくりと味わうことができます。
お膳が運ばれてきた瞬間、思わず「わあ…!」と声が出てしまうほど。
一品ずつ説明をしてくれるおかみさんの声も柔らかく、まるで懐石料理をいただくような上品な雰囲気。
部屋食のいいところは、時間に追われず、自分たちのペースで楽しめること。
温泉で温まった身体をそのままに、浴衣でのんびりと食事をいただく・・これ以上の贅沢はありません。
紅ズワイガニ1杯まるごと味わう

今回選んだプランは「紅ズワイガニ付き」。このカニが、本当に見事でした。
夕食のお膳の中心に鎮座する大きな紅ズワイガニ。
1人1杯まるごと、しかも新鮮な状態で提供されます。
殻を割るたびに、ほのかに甘い香りが広がり、口に入れた瞬間にその旨味がじゅわっと広がるんです。
脚の身はふっくら、味噌は濃厚でコクがありました。
私はつい夢中になって、無言で食べ続けてしまいました。
そして何より、地元で獲れた紅ズワイガニをこの鮮度で味わえるのは、本当に貴重。
冬の玉造温泉の醍醐味を心ゆくまで堪能できました。
島根和牛の陶板焼きが絶品

カニに負けないもう一つの主役が、島根和牛の陶板焼き。このお肉が本当に衝撃的な美味しさでした。
お膳に並んだ瞬間、その見事な霜降りに思わず見とれてしまうほど。
焼き始めると、じゅうじゅうという音とともに脂が溶け出し、香ばしい香りが部屋中に広がります。
箸で持ち上げるとすぐにほぐれる柔らかさ。口に入れた瞬間、とろけるように消えていく。
塩で食べても、タレで食べても、どちらも完璧。
焼き方はお好みで調整できるので、ミディアムでもレアでも楽しめます。
煮魚や地元食材を活かした一品料理たち

カニと和牛がメインではありますが、それ以外の一品料理にも光るものがありました。
中でも印象的だったのが、かさごの煮魚。
甘辛い味付けが絶妙で、ご飯との相性が最高。お箸が止まりませんでした。
さらに、前菜の盛り合わせや茶碗蒸しも美しく、丁寧な仕事が伝わります。
地元の野菜をふんだんに使い、見た目にも季節感を感じられる構成。
どの料理も派手ではないのに、ひと口食べるたびに丁寧に作られてるなあと思える優しい味でした。
デザート代わりには、湯上がり処のアイスを食べ、夕食の締めにぴったりでした。
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玉井館の朝食レビュー|仁多米としじみ味噌汁
玉井館の朝食を紹介します。
夜の幻想的な温泉街とは打って変わり、朝の玉井館はやわらかな陽射しが差し込む静けさに包まれています。
掘りごたつ式食堂

朝食は1階の食堂でいただきます。
掘りごたつ式の座席で、足を下ろしてゆっくり座れるのが嬉しいポイント。
宿泊客が6組だけなので、食事の時間はきちんと分けてあり、他の方と一緒にならないように配慮されています。
この心遣いが、本当にありがたいと思いました。
炊き立て仁多米としじみ味噌汁

朝食の主役は、なんといっても「仁多米(にたまい)」です。
島根県奥出雲町のブランド米として有名な仁多米。
粒が立っていて、炊き上がるとツヤツヤ。
しかも玉井館では、一人一釜ずつ小さな土鍋で炊いてくれます。
ふたを開けた瞬間に立ちのぼる湯気とお米の香ばしい香り。
お米ひと粒ひと粒が立っていて、噛むほどに甘みが広がりました。
そして、しじみの味噌汁。

宍道湖産のしじみを使っていて、体に染み渡るような優しい味。
温泉で温まった身体に、このしじみ汁が本当に沁みました。
朝からご飯をおかわりしてしまうほど美味しく、旅先で迎える朝の幸福をかみしめるひとときでした。
厚切りまぐろと小鉢の幸せ朝ごはん
おかずの中で一番印象的だったのは、厚切りのまぐろのお刺身。
朝からまぐろ?と思ったのですが、これがもう絶品。
しっとりとしていて口の中でとろけるような食感。
前夜の贅沢な夕食に続き、朝から幸せが続きました。
そのほか、焼き魚に玉子焼き、香の物、小鉢など、どれを食べてもほっとする味わいです。
派手なものはないけれど、一つひとつが本当においしかったです。
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玉井館に泊まって感じたリアルな感想とおすすめポイント
玉井館に実際に泊まって感じたリアルな感想と、おすすめポイントをお伝えします。
泊まる前と泊まった後では印象が大きく変わりました。
写真で見ていた以上に、温かく、丁寧で、心に残る宿です。
「また泊まりたい」と思わせる理由
中居さんの優しさ、源泉かけ流しの上質な湯、そして地元食材をふんだんに使った食事が、どれを取っても心地よいバランスが取れていました。
6室しかない宿だからこその穏やかさがあり、館内で他の宿泊者の声がほとんど聞こえない状況でした。
ただ静かに温泉に入り、美味しい食事を楽しみたいという人には、間違いなく最高の選択肢です。
派手さはないけれど、何度でも帰りたくなる温泉の原点のような宿でした。
宿泊の注意点とおすすめ時期
玉井館は非常に人気の高い宿で、週末や連休はすぐに満室になります。
特に冬のカニシーズンは予約が取りづらいので、早めの予約が必須です。
また、館内には自販機がないため、夜に飲み物を欲しい方は事前に温泉街で購入しておくのがおすすめです。
コンビニは徒歩圏内にないので、チェックイン前に少し買い足しておくと安心ですよ。
おすすめの宿泊時期は、春か秋。
春は桜並木がきれいで、秋は紅葉が温泉街を彩ります。
冬はもちろんカニの季節。寒
い夜に入る露天風呂は格別の体験です。
注意点といっても、どれも小さなこと。全体的には心地よさが勝る宿です。
周辺観光との組み合わせプラン
玉造温泉は出雲大社や松江城へのアクセスも良く、観光の拠点としても便利です。
実際、私は玉井館に泊まる前に石見銀山、松江城へ行き、次の日は出雲大社へ。
石見銀山は、車で1.5時間以内とアクセスしやすい距離です。
さらに時間があれば、宍道湖での夕日鑑賞もおすすめ。
湖面に沈む夕日は息をのむほど美しく、温泉で温まった心がさらに癒されますよ。
観光をしながら、夜は玉井館でゆっくり温泉と部屋食を楽しむことが、私の中で「完璧な島根旅」の形でした。
玉造温泉街の足湯と夜の雰囲気
玉造温泉街は川沿いに小さな足湯が点在しており、散歩にもぴったりです。
また、夜になると、川沿いの灯りが幻想的に揺れ、石橋の上には柔らかな光が灯ります。

宿の外観もライトアップされ、木造建築の影が浮かび上がる様子は息をのむほど美しい。
静かな温泉街をゆっくり歩いて、宿に戻って囲炉裏でひと息。
そんな時間の積み重ねが、旅の思い出を豊かにしてくれました。
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玉造温泉湯元【玉井館本館】レビューまとめ
玉造温泉湯元【玉井館本館】は、6室だけの小さな宿。だからこそ味わえる静けさと心の温もりがありました。
自家源泉かけ流しの湯はとろみがあり、肌がしっとりする「美人の湯」。
夜は内湯、22時を過ぎたら露天風呂へ。
夕食は紅ズワイガニと島根和牛のダブルメイン。
素材の味を生かした丁寧な料理が並び、どの皿にも「手間を惜しまない温かさ」を感じました。
朝食では仁多米が釜炊きで提供され、湯気とともに一日のエネルギーをもらえるようでした。
そして何より印象的だったのは、中居さんをはじめスタッフの方々の優しさ。
建物は確かに古い。でも、古さの中にある心地よさとぬくもりが、この宿の一番の魅力だと感じました。丁
日常を忘れたい人、静かな時間を求める人、そして人の温かさに触れたい人は、玉井館こそおすすめしたい宿です。
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